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犬のしつけは必要?しつけの項目・やり方・コツを解説

「犬のしつけは必要?」

「犬のしつけは具体的にどんなことをするの?」

「愛犬のしつけがうまくできない時にはどうしたらいいの?」

犬のしつけについて悩みを持っている飼い主さんは少なくありません。しつけができていないと、苦労が増えてしまったり、飼い主さん自身がゆっくりと落ち着けなかったりすることが多々あります。

また、問題行動によって近所の方などと大きなトラブルが生じてしまうと取り返しがつかなくなってしまう事態も想定されます。

この記事は、犬のしつけの項目・やり方・コツについて解説しているため、しつけについて悩んでいる飼い主さんはぜひ参考にしてみてください。

目次[非表示]

  1. 1)犬のしつけはなぜ必要なの?
    1.  1-1. 問題行動(無駄吠え・噛みつきなど)を防ぐため
    2.  1-2. 飼い主さんの生活環境を守るため
    3.  1-3. 迷惑をかけないため
  2. 2)犬のしつけで押さえるべき6項目
    1.  2-1. ごはんのトレーニング
    2.  2-2. トイレトレーニング
    3.  2-3. アイコンタクト
    4.  2-4. 触られることに慣れる
    5.  2-5. 噛んでも良いものを覚えさせる
    6.  2-6. 社会化トレーニング
  3. 3)犬のしつけはいつから?手順と進め方とは
    1.  3-1. 迎え入れてすぐ|名前を覚える
    2.  3-2. 生後3ヵ月以降|おすわり・ふせ・ハウス
    3.  3-3. 社会化は12週目までに
    4.  3-4. 成犬になってからでもしつけできる?
  4. 4)愛犬のしつけのコツ・やり方とは
    1.  4-1. メリハリを意識する
    2.  4-2. ご褒美を効果的に活用する
  5. 5)まとめ


1)犬のしつけはなぜ必要なの?

犬のしつけは、飼い主さんの責任として不可欠です。

逆にいえば、犬のしつけをしないことで、さまざまな方面でトラブルや迷惑が生じてしまい、飼い主さん自身も愛犬も不幸になってしまいます。

犬の習性として、もともと群れで生活をするので統率を図るために上下関係が徹底されます。

つまり、犬は飼い主さんをリーダーと認め、信頼し従います。この犬のもともとの習性を利用し、犬との信頼関係を確かなものにするためにしつけは大切なのです。

まずは、なぜ犬のしつけが必要なのかについて解説します。


 1-1. 問題行動(無駄吠え・噛みつきなど)を防ぐため

しつけをされていない犬は、野生の本能のままに行動をしてしまうため、多くの問題行動を起こしてしまいます。

問題行動とは、具体的には次のような行動です。

 ・無駄吠え

 ・噛みつき

 ・ものを壊す

 ・どこでも排泄をしてしまう

 ・散歩のときにリードを引っ張る

また、しつけのされていない犬を飼い続けることは飼い主さんにとって大きな負担にもなり、結果的に手に負えなくなり愛犬を保健所に連れて行くことになってしまうといったケースも生じています。

問題行動を生じさせないためには、しつけが不可欠です。

 1-2. 飼い主さんの生活環境を守るため

問題行動が目立つようになると、飼い主さんのご自宅が荒れてしまったり、飼い主さんや近所の住民がケガをしてしまったりするなど、大きなトラブルが生じてしまいます。

例えば、愛犬がごはんを待てずに吠えてしまうようになると、飼い主さんは自宅でも自分のリラックスした時間を確保できなくなってしまいます。

もし、家の中で愛犬が暴れてしまうときには、壊れた家財の修理や買い替えのために多くの費用がかかることになるでしょう。

愛犬の鳴き声がうるさくて夜に眠れないといった問題も起こり得ます。

飼い主さんが愛犬と仲良く暮らすためにもしつけが必要です。

 1-3. 迷惑をかけないため

大問題となるのは、他人に迷惑をかけたり、他人からクレームを受けたりした場合です。

特に、他人にケガをさせてしまったときには治療費や慰謝料を請求される可能性があります。

また、しつけができない飼い主というレッテルを貼られたり、友人・ご近所の方々との関係性が悪化してしまったりするケースも考えられます。

極端なケースでは、訴訟の問題に発展することもあるため、飼い主としての責任をしっかりと果たすためにも愛犬のしつけは不可欠です。


2)犬のしつけで押さえるべき6項目

初めて犬を飼う方にとっては、次のような疑問もあるかもしれません。

「犬のしつけって何をすればいいの?」しつけの重要性が分かっていても、具体的な対策がとれないと、飼い主として適切な行動をとることはできません。

この章では、犬のしつけをする際に必ず押さえておきたい6つの項目について解説します。


 2-1. ごはんのトレーニング

ごはんのトレーニングとは、目の前にあるものを自由に食べるのではなく、飼い主さんの指示を受けてから食事をとるようにすることです。

いわゆるごはんの前で「待て」ができる状態にすることだとお考えください。

ごはんのトレーニングができるようになると、誤食や拾い食い・盗み食いを防止することにもつながります。

拾い食いは、単に行儀が悪いだけではなく、非常に危険な行動です。例えば、散歩中に道端の腐った食品・農薬のかかった雑草を誤って食べてしまったり、落ちている魚の骨などを食べたりして、口や喉をケガしてしまうこともあります。

誤食には特に注意が必要です。散歩中に飼い主さんが愛犬から目を離さずに注意することで、拾い食いをしそうになったときにストップをかけられることもありますが、犬は飼い主さんよりも地面に目線が近いため、ストップが間に合わないのはよくあることです。

また、ごはんの「待て」を覚えることで、衝動性を抑えることができ、問題行動をコントロールすることにもつながります。

 2-2. トイレトレーニング

トイレトレーニングとは、トイレの位置を覚え、トイレで排泄をできるようにすることです。

室内犬の場合、トイレは基本的に室内に設置します。

トイレトレーニングできているかどうかによって、飼い主さん自身の掃除の負担が大きく変わります。

また、愛犬にとっても、悪天候の時でも室内で落ち着いて排泄ができるようになり、ストレス軽減につながるでしょう。

 2-3. アイコンタクト

アイコンタクトとは、愛犬の注意を飼い主さんに引きつけることです。

飼い主さんが指示を出すためには、まず飼い主さん自身のジェスチャーや言葉に注目をしてもらわなくてはならないため、アイコンタクトは全てのしつけの基本となるものです。

逆に言えば、アイコンタクトができていなければ、他のしつけもうまくいきません。

従って、愛犬と仲良くコミュニケーションを取るためには欠かせない、とても重要なしつけです。

 2-4. 触られることに慣れる

愛犬のしつけをおこなううえで、触られることに慣れるようにしておくこともとても重要です。

なぜなら、歯磨き・シャンプー・マッサージなど、愛犬のしつけの中には飼い主さんが身体に触れなければできないことがいくつかあるためです。

また、飼い主さんと愛犬とが触れ合うことで、より心と心が通い、コミュニケーションが円滑になり信頼関係につながるというメリットもあります。

・歯磨き

歯周病や虫歯の予防に必要。特に歯周病は、成犬の多くが抱える問題であり、重症化すると感染症などの二次被害のリスクもあります。

・シャンプー

ノミ・ダニのケアや異臭の予防のために、日常的なシャンプーをおこないます。

・マッサージ

愛犬とのコミュニケーションやストレスの解消に効果的であると考えられているのがマッサージです。ツボを刺激することにより、体調の改善などにも効果が期待できます。

 2-5. 噛んでも良いものを覚えさせる

犬は本能からものを噛んでしまうことがあるため、人や家財を噛まないようにしつけをする必要があります。

子犬の時に、じゃれ合っていると甘噛みをすることがありますが、このときの対応を誤ってしまうと、犬は何でも噛んで良いと認識してしまいます。

ものを噛んではいけないことをしつけするためには、甘噛みをされたあとにしばらく無視をしたり、一緒に遊んでストレスを解消したりするなどの対策が効果的です。

子犬の成長段階では、乳歯の生え変わりの際に歯がかゆくなり物を噛むようになることがあります。

しつけと共に代替品(噛めるおもちゃやおやつ)を与えることでストレス軽減にもなりおすすめです。

 2-6. 社会化トレーニング

社会化トレーニングとは、犬が外の社会でストレスなく行動できるように慣れさせることです。

犬の社会化トレーニングは、散歩などを通じておこないます。社会化トレーニングができていない場合、外に出たときに車の音に驚いてパニックになってしまったり、他の散歩中の犬に対して攻撃的になってしまったりするリスクがあります。

生後2ヵ月過ぎたころから生後4ヵ月までを「社会化期」といい社会性を身につける時期です、少しずつお散歩やほかの犬慣れさせる機会を増やしていきます。

その際はワクチン接種やそのほか予防をしっかり済ませましょう。また、パピーパーティに参加するのもおすすめです。

子犬同志を慣らす機会にもなり、しつけ相談・飼育相談もできます。


3)犬のしつけはいつから?手順と進め方とは

犬のしつけの手順と進め方について3つのポイントを解説します。


 3-1. 迎え入れてすぐ|名前を覚える

迎え入れ直後のタイミングでは、愛犬が自分の名前を覚えられるようにしつけを進めましょう。

名前を覚えられることにより、飼い主さんが自分に呼び掛けているということが理解でき、アイコンタクトができるようになります。

名前を覚えさせるときのポイントは、次の3点です。

 ・同じ名前で統一して呼びかける

 ・褒めることを意識する

 ・名前をなかなか覚えてくれないときには、うまくできたときにご褒美をあげる

また、名前を覚えることの他に、できるだけ早期にしつけをしておきたいのがトイレトレーニングです。

生後2~3ヵ月を過ぎている場合は、迎え入れ直後にトイレのトレーニングをスタートしましょう。

 3-2. 生後3ヵ月以降|おすわり・ふせ・ハウス

生後3ヵ月以降は、おすわり・ふせ・ハウスなどのコマンドを少しずつしつけていきましょう。

これらのコマンドを覚えることにより、問題行動を起こさないようにしつけることができるのに加え、外に散歩に出られるようになります(拾い食いや他の犬などとのトラブルを避けられるようになるため)。

また、3ヵ月目以降には、飼い主さんが愛犬の身体に触るのに慣れるようにするのも徐々におこなっていきましょう。

 3-3. 社会化は12週目までに

子犬の社会化は生後12週目までにスタートさせましょう。

しつけの時期が遅くなってしまうと、社会化が難しくなってしまうためです。

ワクチン接種や予防のスケジュールによりスタートは決まります。獣医さんに相談することが大切です。

具体的に覚えておきたい社会化教育の項目は、以下の通りです。

・関係をもつ可能性がある人(獣医師・看護師・トリマー・ペットホテルの店員など)との触れ合い

・訪れる可能性がある場所に行ってみる(散歩コース・人ごみの多い場所・ドッグカフェなど)

・見たり乗ったりする可能性がある乗り物に乗ってみる(車・電車・バスなど)

・利用する可能性があるサービスを受けてみる(病院・トリミング・ホテルなど)

まずは、抱っこやキャリーバックに入れるなど工夫して徐々に経験させ慣らせて行きましょう。

これらに慣れておくと、その後の愛犬との生活の苦労やストレスが軽減され、飼い主さん・愛犬の両方が楽しめる場所・機会が増えるでしょう。

 3-4. 成犬になってからでもしつけできる?

犬のしつけの時期は、早い方が理想的です。

しかし、中には成犬を引き取ることになったり、しつけができないまま成犬になってしまったりするなどの事情がある方もいらっしゃると思います。

実際、成犬になってからのしつけは難易度が上がりますが、それでもしつけ自体は可能です。

ポイントは、愛犬とのコミュニケーションを意識してしつけをおこなうことです。

どうしてもしつけの難易度が高く困難な場合や、何をしても効果が感じられない時には、トレーナーや動物病院の先生などの専門家へ相談することをおすすめします。


4)愛犬のしつけのコツ・やり方とは

愛犬のしつけをおこなう際、コツを意識することでトレーニングがスムーズにおこなえます。

この章では、しつけの際のコツを2点紹介します。


 4-1. メリハリを意識する

犬のしつけについて重要なことは、メリハリを意識することです。一般的には「褒めることが重要」であり、「叱るのは良くない」と言われますが、ポイントは状況やしつけの内容によって、それぞれ適した対応をとることです。

大声で叱ったり、叩くなど驚かせてしつけをしてはいけません。

・トイレ

トイレのしつけのコツは、失敗しても叱らないことです。

叱ってしまうと、犬が「排泄をしたから怒られた」と勘違いしてしまい、飼い主さんから隠れて排泄をしようとして逆効果になることがあります。

トイレは、できたら褒めることを意識してしつけをおこないましょう。

また、失敗したときには、すぐに消臭をしてください。臭いが残っていると、間違った場所がそのままトイレの場所だと勘違いされてしまう可能性があります。

・散歩

散歩のしつけは、遠くに行こうとしたときにはリードを少し引っ張って刺激を与える、近くに来たときには褒めるといった対策を通じて、飼い主さんがコントロールできる状態を覚えてもらうことが大切です。

勝手に遠くに走り回るようになってしまうと、目が届きにくくなってしまい、トラブルを事前に防ぐのが難しくなってしまうからです。

・無駄吠え

無駄吠えに対しては、反応しないことが大切です。

無駄吠えの多くは「かまってほしい」という甘えの感情があるため、叱ると逆に犬にとっては「反応してくれた」といった感情につながってしまう可能性が高いです。

その結果、ますます大きな声で吠えるようになってしまうため、反応しないことが一番のしつけです。

・噛みつき

噛みつきに対しても、反応しないことや噛んでもよいおもちゃを与えることが効果的です。

子犬の場合には、歯の生え変わりで歯茎がかゆくて噛んでいるケースもあるためです。

噛んでも良いおもちゃを与え、噛んだら褒めるようにしておくと、おもちゃは噛んでも良いものだと認識します。

 4-2. ご褒美を効果的に活用する

ご褒美を効果的に活用できれば、しつけがよりスムーズに進みます。褒めるときに、おいしいごはんやおやつを与えることで、愛犬によってより大きな喜びが得られるためです。

ご褒美の内容は、犬が一口で食べられるもので、人の小指の先程度の大きさを目安にしましょう。

サイズを大きくしてしまうとカロリー過多になってしまうことや、犬はご褒美の回数で満足度を得るため、大きなご褒美を与える必要はありません。

ご褒美の内容は基本的に市販のおやつ・ごはんで問題ありませんが、愛犬の健康にも配慮したおやつをご紹介します。

しつけの際にあげるご褒美おやつには、総合栄養食の基準をクリアした「コンボ プレゼント ドッグ おやつ」がおすすめです。

β-グルカンとDHAが配合されているので、愛犬の免疫力と脳の発育をサポートしながらご褒美を与えられます。

おすすめのおやつはこちら


5)まとめ

犬のしつけの項目は、ごはん・トイレ・アイコンタクト・触られることに慣れる・噛んでも良いものを覚える・社会化トレーニングなどの内容があります。

これらの項目をきちんと覚えることにより、飼い主さんと愛犬が楽しく生活できます。

しつけがスムーズにいかない場合もありますが、そのときには記事内で紹介したメリハリを意識しながら対策を検討してみてください。

例えば、トイレトレーニングの際には、失敗しても叱らずにうまくできたときには必ず褒めるということを意識しましょう。

しつけをおこない社会化トレーニングにも成功できた場合には、日常生活においてもストレスなくさまざまな場所で遊んだり楽しんだりできるようになります。

そして、しつけをスムーズにするためにも、しつけ自体を楽しくコミュニケーションを取りながらおこなうためにも、ご褒美の内容は大切です。

おいしいおやつなどを使って、ぜひ愛犬のしつけを楽しんでチャレンジしてみてください。



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