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猫にオリーブオイルを与えても大丈夫?与え方・ポイント・注意点

「猫にオリーブオイルを与えても問題ないの?」

「オリーブオイルが猫の便秘改善に良いって聞いたけど、本当?」

「猫にオリーブオイルを与える際、何か注意点はあるの?」

愛猫の便秘に悩んでいる飼い主の方や、愛猫の健康状態を少しでも良くしたいと考えている飼い主さんの中には、オリーブオイルの効果や与え方が気になっている方も多いのではないかと思います。

特に便秘の問題は、対策が遅くなればなるほど重症化してしまうリスクがあり、時には重い病気につながってしまうこともあるため、切実に悩まれている飼い主さんもいるのではないでしょうか?

この記事では、猫にオリーブオイルを与えることの是非・オリーブオイルのメリット・注意点などを、ペットフードに携わって60年のペットフードメーカーの見地から解説します。


目次[非表示]

  1. 1)猫にオリーブオイルを与えてもいいの?
  2. 2)猫にとってのオリーブオイルの効果・メリット
    1.  2-1. 便秘解消
    2.  2-2.  健康状態の改善
    3.  2-3. 老化防止
    4.  2-4.毛球症(ヘアボール)の改善
  3. 3)猫にとってのオリーブオイルの適量とは?
  4. 4)猫にオリーブオイルを与える方法
    1.  4-1. ごはんに加える
    2.  4-2. 綿棒でおしりを刺激
    3.  4-3. スポンジやスポイトで経口投与する
  5. 5)猫にオリーブオイルを与える際の注意点
    1.  5-1. カロリーオーバーに注意
    2.  5-2. 下痢を引き起こすことがある
    3.  5-3. アレルギーを引き起こすことがある
  6. 6)オリーブオイルを使ったキャットフードもおすすめ
  7. 7)まとめ


1)猫にオリーブオイルを与えてもいいの?


適量であれば、猫にオリーブオイルを与えても問題ありません。

むしろ、猫にとってオリーブオイルは健康面でのメリットがあると考えられています。また、オリーブの実を与えても問題ありません。

オリーブの実には、マタタビのような猫を虜にする力があります。

ただし、オリーブの実の加工品は猫にとって望ましいものではありません。例えば、オリーブの塩漬けは塩分過多になってしまいます。また、ガーリックが含まれたオリーブオイルは、中に含まれるアリシン類似物質がアレルギーや喘息発作を引き起こす要因になることがあります。

オリーブオイルを愛猫に与える際には、適量と適切な与え方を意識することが大切です。


2)猫にとってのオリーブオイルの効果・メリット


猫にとって、適量のオリーブオイルを摂取することにはさまざまなメリットがあります。この章では、オリーブオイルの効果を4点紹介します。

 

 2-1. 便秘解消

猫がオリーブオイルを食べる(もしくは舐める)と、便通が良くなるとされています。

オリーブオイルは、小腸や大腸で吸収されにくく、便の滑りを良くしたり、便を柔らかくしたりする力があると考えられるためです。また、腸の活性化にもつながります。

猫が便秘になってしまう(2日間以上うんちが出ない)などの状態が続くと、腹痛やストレスになってしまうことがあります。

また、長らく便秘の状態が続いてしまうと、巨大結腸症となり大腸が巨大化してしまうため 、ますます便秘がひどくなってしまう病気を招く可能性もあります。

巨大結腸症になると、溜まったうんちの水分がますます失われ、ひどい痛みを伴うことになります。

 2-2.  健康状態の改善

オリーブオイルは、心臓病・動脈硬化・糖尿病などの生活習慣病対策やがんの予防にも効果的です。

人に対してもオリーブオイルの健康面におけるメリットはさまざまな場面で指摘されていますが、オリーブオイルは猫にとっても人間同様に健康状態にメリットがあるとされています。

さらに、オリーブオイルには、タンパク質の吸収を高める効果があるため、フードのタンパク質をより吸収しやすくなります。

 2-3. 老化防止

老化の防止に対してもオリーブオイルは効果的です。

なぜなら、オリーブオイルには多くの抗酸化作用のある以下の成分が多く含まれています。

・ビタミンC・・・抗酸化作用のある鉄分の吸収率を高めるために不可欠な成分です。また、ビタミンC自体にも抗酸化作用があり、身体の老化を避けられます。

・ビタミンD・・・カルシウムの吸収率を高められます。

・ビタミンE(トコフェロール)・・・ビタミンの中でも特に抗酸化作用が高い栄養素です。

飼い猫が長寿化している中、愛猫が健康に長生きするためにはオリーブオイルの摂取がとても効果的です。

 2-4.毛球症(ヘアボール)の改善

毛球症(ヘアボール)は、毛づくろい(グルーミング)の時に飲み込んだ毛玉が消化器官の中に溜まることにより起こる病気です。

毛球症の主な症状は以下の通りです。

・食欲不振

・下痢・便秘

・脱水症状

毛球症の症状が続くと、衰弱して死に至ることもあります。


3)猫にとってのオリーブオイルの適量とは?


オリーブオイルの与えすぎは、猫にとって望ましくありません。適量の目安は、小さじ半分~1杯程度です。

オリーブオイルの与えすぎは、カロリー過多になったり、猫の体調によっては腸への刺激が強くなったりすることがあるためです。

ただし、オリーブオイルの量はあくまでも目安です。猫によっては、小さじ1杯程度のオリーブオイルを与えたときにも下痢を起こしてしまう個体差があるため、様子をみながら分量を調整してください。

小さじ1杯程度よりも多く与えないことを原則として、できるだけ事前にかかりつけの獣医師に相談されることをおすすめします。

特に、現在愛猫の便秘で悩んでいる方は、専門家のアドバイスを聞いてから対応しましょう。


4)猫にオリーブオイルを与える方法


愛猫にオリーブオイルを与える方法は主に3つあります。それぞれの与え方の特徴やポイントについて簡単に解説します。


 4-1. ごはんに加える

最もオーソドックスな方法は、普段のフードにオリーブオイルを加える方法です。

オリーブオイルの栄養の吸収が高まる効果も期待できることや、手間があまりかからないことなどのメリットがあります。

注意点は、愛猫がごはんを食べない可能性があることです。

例えば、元々食欲が低下していたり、ひどい便秘によりごはんをあまり食べなくなったりしている場合には、ごはん自体をあまり口にしてくれなくなってしまいます。

また、フードにオリーブオイルの香りがつくのを嫌がる猫もいます。

オリーブの実をフードに混ぜる場合も同様です。しかしながら、愛猫がオリーブを混ぜてもキチンと口にしてくれる場合には、手間がかからず確実にオリーブを与えられる手段の一つであることには違いありません。

 4-2. 綿棒でおしりを刺激

2つ目の方法は、オリーブオイルをしみこませた綿棒で愛猫の肛門周辺を刺激する方法です。

人間でいうところの浣腸です。

この方法は、猫の便秘改善に効果が期待できます。

また、便秘だけでなく毛球症にも効果的な手法です。

綿棒でおしりを刺激することでこれらの効果が期待できる理由は、猫は、肛門周辺を刺激されると腸が活性化されるためです。

結果として、便通が良くなったり、絡まった毛玉を体外に排出できたりするなどの効果が期待できます。

 4-3. スポンジやスポイトで経口投与する

愛猫がフードを食べてくれない時には、スポンジやスポイトでオリーブオイルを与える方法もあります。

口に直接投与するため、あまり食欲のない猫でもオリーブオイルを口にできます。

また、オリーブオイルを与えることなどにより便秘の状態が改善すると、食欲が戻ることもあります。

スポンジやスポイトで経口投与をする際の注意点としては、誤嚥に注意しましょう。

猫は、誤嚥しやすい動物であり、飲ませる姿勢や勢いによっては誤嚥性肺炎になることがあります。

勢いよく飲ませたり、上向きの姿勢で飲ませたりすると、誤嚥のリスクが高まります。もしもごはんを食べられる状態であるなら、経口投与ではなくごはんに混ぜて与える方法がおすすめです。

また、経口投与でオリーブオイルを与えようとされているケースでは、既に愛猫の便秘についてかなり真剣に悩まれている状況なのではないかと思います。だからこそ、早めに動物病院に相談することも大切です。


5)猫にオリーブオイルを与える際の注意点


猫にオリーブオイルを与える際の注意点を押さえておきましょう。

ポイントは、3点あります。

せっかく健康に良いものを与えるのであれば、正しい方法で与えて、デメリットが生じないようにしましょう。


 5-1. カロリーオーバーに注意

オリーブオイルは、健康に良いものですが、油であることに変わりはありません。

カロリー過多による肥満の原因ともなります。

例えば、オリーブオイル小さじ1杯分のカロリーは約37kcal(商品などにより異なります)です。

体重5kgの猫に必要なカロリー数は281kcalであるため、小さじ一杯のオリーブオイルの摂取により1日の摂取目安カロリーの内、1割以上をオリーブオイルが占めることになります。

猫にとっておやつ量の目安が、1日に摂取すべき栄養素の1~2割程度のカロリーに押さえるべきであるとされているため、カロリーの制限については慎重に検討する必要があります。


参考:「猫のカロリー計算」


 5-2. 下痢を引き起こすことがある

猫の体質によっては、オリーブオイルの摂取が下痢の原因になることがあります。

オリーブオイルには腸を刺激する成分が含まれているため、成分の作用に敏感な猫の場合、効果が出すぎてしまうためです。

オリーブオイルを与えた後に愛猫が下痢をしている場合には、量を減らしたり他の便秘解消法を試したりするなどの対策が必要です。

 5-3. アレルギーを引き起こすことがある

猫によっては、オリーブオイルに対してアレルギーを持っている猫もいます。

オリーブオイルアレルギーは、皮膚に痒みが生じたり、元気がなくなってしまったりするなどの症状があります。

もしもオリーブオイルを与えたときに様子がいつもと異なっている場合には、早急に動物病院で受診しましょう。

また、アレルギーの症状が現れることが分かったら、絶対に愛猫にオリーブオイルを与えないようにしましょう。


6)オリーブオイルを使ったキャットフードもおすすめ

秘解消や健康状態の改善のために愛猫にオリーブオイルを与えたいとき、別途オリーブオイルを与えるのではなく、オリーブオイルが配合されたフードを使用するのもおすすめです。

意外に思うかもしれませんが、ペットフードの中にはオリーブオイルを使って作られたフードもあります。

オリーブオイルの配合されたフードは、この記事で紹介したような便秘解消や健康面でのメリットが期待できるフードなので、普段からごはんを与えているだけで、健康に配慮することができます。

また、あらかじめオリーブオイルが配合されているため、次の悩みや不満も解消できます。

「臭いを気にして、愛猫がドッグフードを口にしてくれない」

「オリーブオイルがフローリングにこぼれて、ベトベトになってしまった」

しかしながら、ペットフードの種類はとても多く、どの商品にオリーブオイルが配合されているのか分からないという疑問もあると思います。

そこで、この記事ではおすすめのオリーブオイル配合商品を紹介します。愛猫が健康に長生きできるよう、栄養とおいしさにこだわった「コンボ キャット ピュア」。

素材がもつ栄養を損なわない製法で、オリーブオイルによってうまみも引き出しました。

ごはんの際、愛猫が自然とオリーブオイルを摂取できる無添加の栄養食を、ぜひご検討ください。

​​​​​​​ピュアオイルが入ったおすすめフードはこちら


7)まとめ


基本的に、オリーブオイルは猫の健康にとって良いものです。

オリーブオイルを摂取することで、便秘の解消・老化の防止・健康状態の改善・毛球症の改善などの効果が期待できます。

ただし、オリーブオイルの過剰摂取はアレルギー・下痢などの症状が出ることもあるため、与える際には注意が必要です。目安の分量は、小さじ半分~1杯程度です。

可能であればかかりつけの獣医師の先生に相談したうえで、オリーブオイルを与えるか否か、どの程度の量を与えるのかについて判断すると良いでしょう。

与え方は、フードに混ぜる方法が一般的ですが、その他にオリーブオイルに浸した綿棒で肛門付近を刺激する方法やスポイトで経口投与する方法もあります。

健康に良いフードと併用するなどして、愛猫の体調改善にぜひオリーブオイルを活用してみてください。

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