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猫が療法食を食べないときの対策と体調を崩さないための対策を解説

「愛猫がどうしても療法食を食べないのはなぜ?」

「愛猫が療法食を食べるようにするにはどうすればいいの?」

「療法食に頼らないで済むように、日ごろから愛猫の健康をサポートしたい」

猫の体調や健康バランスが悪化すると、療法食によって身体の調子を整える必要が生じることがありますが、猫が療法食を普段のフードと同じように喜んで食べるとは限りません。

療法食を食べない時には、なおさら健康状態が悪化してしまう危険性もあります。

そこで、この記事では猫が療法食を食べない時に考えられる原因や療法食を食べるようになるための対策を考察したうえで、療法食に頼らなくても済むように日ごろからの健康ケアの方法についても解説します。


目次[非表示]

  1. 1)猫が療法食を食べない原因
    1.  1-1.療法食に飽きてしまった
    2.  1-2. 警戒をしている
    3.  1-3. 療法食が口に合わない
  2. 2)猫が療法食を食べないときの対策
    1.  2-1. 香りを立たせる
    2.  2-2. 徐々に切り替える
    3.  2-3. 口に合う療法食を選ぶ
  3. 3)どうしても猫が療法食を食べないときには?
    1.  3-1. 動物病院で相談をする
    2.  3-2. 無理強いしないことが大切
  4. 4)療法食に頼らないため、猫を病気から守るための対策
    1.  4-1. 室内飼いをする
    2.  4-2. ワクチンを接種する
    3.  4-3. 快適な環境を整える
  5. 5)療法食に頼らないためのごはんとは?
    1.  5-1. 毛玉対応のためのごはん
    2.  5-2. 下部尿路対策のごはん
    3.  5-3. 低脂肪のごはん
  6. 6)まとめ


1)猫が療法食を食べない原因


療法食とは、猫が病気になったり体調を崩したりしたときに、治療や症状の改善を目的に栄養バランスが調整されている目的に栄養バランスが調整されているごはんのことです。

つまり、療法食とは体調を崩したときのためのごはんと言えるでしょう。

そんな時こそしっかり食べて欲しいですよね。

しかし、せっかく健康のために療法食を用意しても食べてくれなかったら意味がありません。

この章では、猫が療法食を食べないときに考えられる主な原因を3つ紹介します。


 1-1.療法食に飽きてしまった

最初に考えられるのは、療法食に飽きてしまって食いつきが悪くなっているケースです。

療法食は、たんぱく質が制限されていることが多いこともあり、同じ療法食を摂り続けていると飽きてしまうことがあります。

 1-2. 警戒をしている

猫は、とても警戒心が強い動物です。

猫は、好奇心も強いのですが、好奇心と警戒心のバランスは猫それぞれの個性によって大きく異なります。

警戒心の強い猫は、特に初めて見るフードにはなかなか口をつけないことがあります。

たんぱく質が控えめの療法食の場合、嗜好性の強いフードなどと比較して香りが弱いこともあるため、なおさら食いつきが悪くなってしまう傾向があります。

 1-3. 療法食が口に合わない

療法食の味がそもそも愛猫の好みではないこともあります

。味の好みは実際に食べている様子を見ないことには確認できないのですが、香りの良さや食感が特に猫の味の好みに大きく影響します。

療法食の場合には、通常のキャットフードのようにフードの切り替えをすることはできませんが、動物病院の先生に相談をしてフードの変更の可否についてうかがいましょう。


2)猫が療法食を食べないときの対策


猫が療法食を食べないときには、対策が必要です。この章では、猫が療法食を食べないときの主な対策を3点紹介します。

 

 2-1. 香りを立たせる

猫が療法食を食べないときの最初の方法は、猫が好む香りが強くなるように対策をすることです。

香りを強くするための方法としては次の方法があります。

・フードをレンジであたためて香りを強くする

・香りの強いレトルトフードや鰹節などとブレンドする

これらの対策により香りを立たせることで、猫の食欲を喚起することができます。

 2-2. 徐々に切り替える

2つ目の方法は、警戒心を解くために通常のフードから療法食への切り替えを少しずつ段階的におこなうことです。

この方法は、警戒心から療法食に口をつけようとしないときにできる対策です。

例えば、急に通常のフードから療法食に切り替えると警戒心が強く表れてしまうため、1週間から10日間程度かけて、少しずつ療法食を通常食に混ぜ、だんだんその割合を増やしていきます。

徐々に切り替えることで、警戒心を高めずに療法食を与えることができます。

 2-3. 口に合う療法食を選ぶ

3つ目の方法は、相性の良い療法食をチョイスすることです。

香りを立たせたり、警戒心を解くために段階的に切り替えたりしても療法食の食事があまり進まない時には、相性の問題が考えられます。

このとき、フードを切り替えることで問題が解決できる可能性があります。

フードとの相性は実際にフードを与えて食いつきをチェックしてみないことには確認できませんが、動物病院などでドライフードの療法食のサンプルを何種類かもらえることもあり、サンプルの食いつきを見て判断することもできます。


3)どうしても猫が療法食を食べないときには?


療法食を食べさせるために工夫をしても、どうしても猫が食べてくれないこともあります。

そのようなときに、飼い主さんとしてはどのような対策ができるでしょうか?

この章では、猫がどうしても療法食を食べてくれないときに飼い主さんが取るべき方法を2つ紹介します。


 3-1. 動物病院で相談をする

愛猫が療法食を食べてくれないときに最もおすすめの方法は、かかりつけの動物病院に相談をすることです。

動物病院では、専門的な知見に基づいて愛猫の体調や体質に合った療法食を提案してもらえるため、飼い主さんが自分自身で判断するよりも状況に合った療法食を知ることができます。

アレルギー体質についても不安や懸念事項も考慮してもらえるため、飼い主さんとしても安心できるでしょう。

また、動物病院では療法食以外の改善方法の選択肢がとられることもあります。

例えば、食欲不振の場合療法食をいったんストップして通常のごはんに戻し、食欲増進剤を投与することで、まず食欲を回復させるといったアプローチがあります。

猫の体調・体質・個性はそれぞれです。愛猫が療法食を食べない時には、なんとしても食べさせようという方向に意識が集中したり、このままごはんを食べられなかったらどうしようと不安になったりしてしまうものです。

だからこそ、専門家である動物病院の先生に診察してもらうことはとても効果的です。

 3-2. 無理強いしないことが大切

愛猫が療法食を食べないときに強要するのはNGです。

療法食が栄養バランスに優れたフードであったとしても、猫にとっては食べたくない気分のときにごはんを食べるように強要されるのはとても辛いことです。

食べたくないときにごはんを食べるように無理強いすると、イヤな気持ちを強く感じてしまいます。

そして、猫は元々気分のムラが強い動物であり、気分や体調で食が進まない場面はよくあることです。

療法食の無理強いが続くと、食べたくない気分が解消された後でも「フードを食べることはイヤなこと」という気分が残ってしまい、ごはんを食べたがらなくなってしまうことがあります。

また、そうならなくても愛猫のストレス要因になる可能性が高いため、食事の無理強いは厳禁です。


4)療法食に頼らないため、猫を病気から守るための対策


ここまでは療法食を食べてもらうための方法や注意点について解説しましたが、飼い主さんと愛猫にとってベストな方法は療法食に頼らなくても健康に長生きできることです。

そして、療法食に頼らないための方法としては、日ごろから栄養バランスや病気の予防を意識することが重要です。

この章では療法食に頼らないための方法を3つ紹介します。


 4-1. 室内飼いをする

近年では、猫を室内飼いにする家庭が増えており、健康の観点からも室内飼いの方が外に出る猫よりもリスクが低いことで知られています。

室内飼いは、感染症・ノミやダニ・他の猫とのケンカなどのリスクを低減することができます。

特に感染症は、血尿など療法食が必要な症状につながることがあるため、ご家庭の中で安全に飼育をすることが療法食に頼らないための対策としても効果的です。

飼い主さんによっては、室内飼いは猫のストレスにつながるのでは?運動不足を招いてしまうのでは?といった懸念を持つ方もいます。

しかし、猫は縄張り意識の強い動物であり、家庭内に生きるためのもの(食料・水など)が揃っており、そもそも外に出ることを覚えなければ、室内飼育がストレス要因になることはありません。

また、キャットタワーや階段など日常的に高低差のある場所を行き来したり、飼い主さんと遊んだりすれば、運動不足も解消できるでしょう。

室内飼育は、療法食の予防以外にも、猫の健康全般に良い面が期待でき、室外飼育よりも平均寿命が長くなる(室内飼育:約15~16年・室外飼育:13~14年)とされています。

 4-2. ワクチンを接種する

感染症防止のためには、ワクチンの接種も効果的です。

一般的に動物病院で受けられる猫の予防接種は、次のものがあります。

●混合ワクチン(3種)

以下の感染症は、混合3種のワクチンを接種することで予防できます。

・猫汎白血球減少症(Fpv)・・・腸炎症を招く感染症で、幼猫の発症率が高い。ウイルスの感染力が強く、人の靴について室内に持ち込まれることもあるため、室内飼育の猫でも発症リスクがあります。

・猫ウイルス性鼻気管炎(猫カゼ)・・・感染猫のくしゃみや唾液などにより感染する猫カゼです。

・猫カリシウイルス感染症(猫カゼ)・・・感染猫のくしゃみや唾液などにより感染する猫カゼです。

●単独ワクチン

以下の感染症は、それぞれに対応したワクチンの接種が必要です。

・猫白血病ウイルス感染症(Felv)・・・感染から2~3年で発症し、リンパ腫・非再生性貧血・免疫不全などを引き起こし、死に至る感染症です。感染猫とのケンカにより、ウイルスが体内に入ると感染します。感染から2~3年で発症し、リンパ腫・非再生性貧血・免疫不全などを引き起こし、死に至る感染症です。

・猫免疫不全ウイルス感染症(Fiv:猫エイズ)・・・人のエイズと同様に免疫を低下させ、肺炎・貧血・口内炎などを引き起こします。治療法はありません。感染猫とケンカなどによりウイルスが体内に入ると感染します。人のエイズと同様に免疫を低下させ、肺炎・貧血・口内炎などを引き起こします。治療法はありません。従って、愛猫の健康のためには、予防接種は重要です。

 4-3. 快適な環境を整える

日々の健康維持のためには、キャットタワーで遊んだり落ち着ける環境を整えたりすることは大切です。

具体的な対策としては、運動不足やストレスを解消するためのキャットタワー・愛猫がリラックスして過ごすことのできる静かで落ち着いた環境などがあります。

また、日ごろのフードや飲用水のための器や環境・トイレ・ベッドなどを衛生的に保つことにより、感染症のリスクを低減することができます。


5)療法食に頼らないためのごはんとは?


療法食に頼らないためには、健康的な面に配慮されたフードを与えることも大切です。

この章では、療法食に頼らないためのごはんを紹介します。


 5-1. 毛玉対応のためのごはん

猫は、毛づくろいの際の毛玉を体内にため込んでしまう動物です。

通常、猫は嘔吐などによりたまった毛を体外に排出しますが、毛が塊になって消化器の中にたまると、激しい嘔吐を引き起こし、悪化・慢性化すると腸閉塞によって死に至ることもあります。

毛玉が消火化器の内部にたまってしまう毛玉症になると、体内の毛玉を排出しづらくなり、余計に症状が悪化しやすくなります。

毛玉対策として効果的な対策は、飼い主さんによるブラッシングと食物繊維が多く含まれたフードを与えることです。

酵母由来とトウモロコシ由来の2種からなる天然食物繊維を配合した「ミオ おいしくって毛玉対応」シリーズ。

愛猫のおなかに優しい成分たっぷりで、腸内環境に効果的なオリゴ糖を配合しました。

独自配合のフィッシュパウダーがおいしさの秘訣で、愛猫がおいしく食べられる総合栄養食です。

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 5-2. 下部尿路対策のごはん

下部尿路とは、膀胱炎・尿路結石・尿路感染症など膀胱から下部尿路までに起こるさまざまな病気・症状の総称です。

原因となる病気によって具体的な対策は異なりますが、健康的でバランスのとれた食事・十分な水分の摂取・衛生対策などが予防や治療のために重要なポイントになります。

食事に関しては、腎臓への負担の軽減も大きなポイントになります。

獣医師が監修した「ビューティープロ キャット 猫下部尿路の健康維持」は、健康維持のためにたんぱく質を35%以上に保ちながら脂肪分を調整。ストルバイト結石に配慮してマグネシウム値を調整しつつ、メチオニンを強化しています。下部尿路の健康を考えながら、愛猫にさまざまな栄養を与えられる総合栄養食をぜひご検討ください。

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 5-3. 低脂肪のごはん

飼い猫の肥満が問題になることも少なくありません。

療法食のダイエット食は、カロリーをかなり制限したものになりますが、肥満の傾向が見られたら摂取カロリーを意識しながら、低脂肪のごはんを与えることも大切です。

低脂肪だけど、愛猫にはごはんを楽しんでほしいという飼い主さんの希望にぴったりなのが「コンボ キャット 肥満が気になる猫用アソート」。

3種から選べて、食物繊維が豊富なため脂肪分とカロリー大幅カットに成功した、おいしさと栄養の両方にこだわった総合栄養食です。

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6)まとめ


猫が療法食を食べない時の主な理由は、次の3点です。

・療法食に飽きてしまった

・療法食に対して警戒心を持っている

・療法食のフレーバー・味が好みに合わない

これらの問題を解決するためには、香りを立たせて愛猫の食欲を喚起したり、フードを徐々に切り替えて警戒心を解いたりすることなどが効果的です。

ただし、ベストなことはそもそも療法食に頼らずに済む方法です。そのためには、生活習慣の改善・ワクチンの接種・ストレスの軽減などで病気を未然に防ぐことです。

また、健康なうちから嗜好性の高いものを食べさせている場合、療法食への移行が難しくなります。

療法食のメーカーでは、健康なうちから食べることのできる維持食をそろえているところもあります。

フード選びの際は、定期健診時などを利用して獣医師に相談するのもおすすめです。

また、症状や状況に合った栄養バランスのとれたフードを摂取することで、愛猫が健康的に過ごせるようサポートすることができます。

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